加工技術へのこだわり 人の手と機械活用のベストバランス

自然半解凍した原料魚から、まず骨やヒレを取り除きます。兆星では最新のカットマシーンを導入。食用に用いない頭の部分やヒレ、背骨内臓等を除去しつつ、目的に合わせて2枚おろしや3枚おろしなど複数の方法でカットします。 機械からコンベアで出てくる原料魚を、今度は人の手と目でチェックします。熟練の職人が目を光らせて内臓等の取り残しを除去していきます。 このとき、お魚に触れる時間はほんの一瞬。やさしく取り扱って、「品温を上げない」「押さない」「ぶつけない」の3つの「ない」を徹底します。 こうして人と機械の良いところを組み合わせ、万全な加工を効率よく進めています。

遠赤外線乾燥機

お魚の品質を見極めるポイントは色々ありますが、干物をはじめとする加工魚では「食感」が重要な要素となります。 兆星が使用する遠赤外線乾燥機は、従来使われていた冷風乾燥機に比べて短時間で、ムラなくカットしたお魚を乾燥させることができます。 半解凍から一貫した流れで手早く送られてくる原料魚は、この遠赤外線乾燥機によって短時間で均一に乾燥され、ふっくらと食感の良い干物に仕上げられます。

レトルト殺菌機

私たちがよく耳にする「レトルト」とは、気密性の容器に詰めた食品を加圧加熱殺菌装置によってパッケージしたもののことです。高い殺菌性能を持ち、密封容器に入っているため安定した味が再現できるという特徴を持っています。保存期間が長いため原料の無駄が少なくなり、災害用備蓄食料などにも利用されています。 兆星では、レトルト殺菌機を導入したことによりタレを封入した煮魚商品の開発が可能となりました。これまで以上に多くのお客さまに、よりご満足いただける製品をご提供して参ります。

焼成(焼き魚)機

近年、自宅でお仕事をされる人々が増えました。いつでも手軽に、美味しい料理を求めるニーズは今後さらに増えてくるものと思われます。 兆星では、長くご提供してきた干し魚や佃煮に加えて、焼成の工程を加えた焼き魚のご提供も始めています。

佃煮用大釜

銚子では昔から、せぐろいわしなど地元でとれるお魚を原料として、各家庭で佃煮を炊いてきました。どちらかと言えば甘しょっぱさの強いその江戸前好みの佃煮の味を、兆星では製品化しています。大きな佃煮用の大釜で、時間をかけて弱火でじっくりと炊きます。一見重そうな金属製の釜ですが、女性の職人でも取り扱えるよう配慮して作られています。 この大釜の導入で、小骨まで柔らかく美味しく食べられる佃煮をより効率的に、皆さまのお手元へお届けできるようになりました。

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